【都内共働き】20万円の損切りから学んだ「保険不要論」。子持ち世帯が外貨建て保険を解約し、生命保険を契約していない理由

「子どもが生まれたら、万が一に備えて生命保険に入るのが親の責任」

世間では当たり前のようにそう言われており、多くの子育て世帯が毎月数万円の保険料を支払い続けています。

かつての私も、その「漠然とした不安」に煽られ、思考停止で高い保険料を払い続けていた一人でした。

我が家では「時間の家計簿」術おいて、未来の安心を育てる「投資・勉強」を大切にしています。しかし、過去の私は、誤った保険選びによって、この時間を作る資金を完全に枯渇させていました。

本記事では、私が過去に「20万円の損切り」という高い勉強代(代償)を払って外貨建て保険を解約した生々しい失敗談と、「都内共働き・子持ち世帯である我が家に、現在なぜ生命保険が1つも必要ないのか」という、我が家の考え方をご紹介します。


[この記事でわかること]

  • 毎月3万4千円を奪われていた「外貨建て保険」の罠
  • 両学長の動画で決断した「20万円の損切り」というターニングポイント
  • 保険の窓口に行かず、自分でリスクを棚卸しした結果
  • 【結論】子持ち共働き世帯に「掛け捨て生命保険」すら不要な3つの理由

目次

1. 毎月3万4千円が消える。外貨建て保険の「窒息感」

社会人3〜4年目を迎え、少しずつ給料が上がり始めた頃。私は「将来のための貯蓄代わりになる」という営業トークを信じ、メットライフ生命の『積立利率変動型終身保険(米国通貨建)』に加入しました。

払込期間は10年、保険期間は一生涯。 毎月の保険料は「300ドル」。当時の為替レート(1ドル=約113円)で計算すると、毎月約3万4千円という決して少なくない金額が、自動的に銀行口座から引き落とされていきました。

そもそも「積立利率変動型終身保険(米国通貨建)」とは、万が一の死亡保障(保険)と、将来に向けた資産形成がセットになった商品です。

当時対応してくれた営業担当者が言うように、10年以上など長期にわたって支払いを続ければ、金利の低い日本の銀行預金に寝かせておくよりもお金が増える可能性は十分にありました(なので、メットライフ生命の担当の方がウソの営業トークで騙してきたと言いたいワケではありませんのでそこはフォローしておきます。私の知識が当時全くなかったので仕方がありません…)。

しかし、これはあくまで「投資」の側面を持つため、増え幅には為替や金利による変動が生じます。また、買い戻すときの手数料(出口戦略)も頭にないまま契約してしまいました。そして何より、当時の私が全く知らなかったのは、「保険と投資をセットにすると、保険会社に多額の『手数料』を中抜きされるため、自分で直接インデックス投資をした方がはるかにコストが安く、利回りの期待値も高くなる」という残酷な事実でした。

結果として何が起きたか。 当時の少ない手取りから毎月3万4千円を強制的に持っていかれることで、日々の生活は常にカツカツ。手元に現金が残らないため、「自分で貯金をする」、「株式投資に回す」といった、本当の意味での資産形成がまったくできないという、ニッチもサッチもいかない本末転倒な窒息状態に陥ってしまっていたのです。

2. 両学長との出会いと「20万円の損切り」

そんな身動きが取れない生活を1〜2年送っていた頃、お金の勉強をゼロから始めようと思い立ちました。 そこで出会ったのが、金融リテラシーを高める発信をしているYouTubeチャンネル「両学長 リベラルアーツ大学」です。(当時はまだチャンネル開設1年目でマインドマップで発信している時代でした)。

食い入るように動画を見る中で、ある一本の動画に頭を殴られたような衝撃を受けました。 それが『外貨建て保険は不要』というテーマの動画です。

「保険と投資は絶対に分けて考えるべき」、「高い手数料を払って、保険会社に運用を任せているだけ」

この動画を何回も見直し、自分で計算をやり直した結果、私は一つの残酷な現実を突きつけられました。それが、外貨積立保険を契約した瞬間に損が確定しているということ。そして、今この保険を途中解約しても、約20万円の元本割れが生じるという辛い現実でした。

保険を続けても、途中で辞めてもどちらにしても損してししまう…社会人になって初めてお金を稼ぐようになり、そのお金を何とか増やしていきたいと思っていた矢先に契約した外貨積立保険。今振り返ると、『なんでそこで外貨積立保険なの?(笑)』と過去の自分に問いたいくらいですが、その当時は給料を何かしら運用に回さなくてはと浅はかな知識に焦って振り回されており、ふと立ち寄った大手電気屋さんでよくいる保険営業に声を掛けられ、その流れで後日窓口に自ら赴き話を聞き、外貨建て保険を契約してしまったのでした…

当時の私は何度も何度も悩み、悩んだ末に決断しました。

ここで20万円を惜しんで今後何年も資金を拘束され続けるより、今痛手を負ったとしても毎月3万4千円のキャッシュフロー(自由なお金)を取り戻す方が、長期的な未来にとって絶対にプラスになる、と。そう信じて、震える手で解約の手続きを行いました。

高い勉強代が「脳の体力」を覚醒させた

この「20万円の損」は、当時の私にとって信じられないほど痛く、ひどく落ち込みました。

しかし、この痛みが私を覚醒させました。「二度とお金の無知で搾取されない」と誓い、簿記の資格取得やお金の勉強に日々取り組みました。さらに家計簿をつけて支出の実態を1円単位で把握し、使っていないサブスクはすべて解約。そして、浮いたお金で「ドル・コスト平均法」による優良なインデックス投資(現在の新NISAの原型)をネットで調べながら自らの手で開始しました。

3. 「保険の窓口」には行くな。リスクは自分で棚卸しする

外貨建て保険を解約した後、「じゃあ今の自分には何の保険が必要なのか?」を考えるフェーズに入りました。

誤解していただきたくないのですが、保険という仕組み自体は決して「絶対悪」ではありません。保険とはそもそも、万が一の大きなリスクに対して、多数の人でお金を出し合って備える(リスクを分散する)という、非常に合理的で素晴らしい相互扶助のシステムです。リスクと保険料を天秤にかけ、本当に必要であれば、保険は私たちの生活を守る強力な盾になります。

重要なのは、「なんとなく不安だから」という感情論を一切排除すること、そして、極めて冷徹に「数字」で判断することです。

自分が直面するリスクが発生した場合の被害額と、それに対して自分が支払う「トータルの保険料(毎月いくらを、何年間支払うのか)」を計算して比較します。その結果、個人の貯金では到底カバーできない甚大なダメージ(数千万円単位の損失など)が出るリスクに対してのみ、保険の力を借りるのが正しい付き合い方です。

この計算を行う際、絶対にやってはいけないのが、ショッピングモールなどにある「保険の窓口(無料相談)」に行くことです。わからないからと言って何の武器(知識)も持たずに窓口に行くのは絶対にやめましょう。

彼らはボランティアではなく、手数料の高い保険を売るプロだからです。不安を煽られ、プロの営業トークに「脳の体力」を奪われてしまえば、また同じ過ちを繰り返します。

私はネットを駆使し、公的保険(日本の健康保険や高額療養費制度、遺族年金など)の圧倒的な手厚さを調べ上げました。 その上で自分の家族状況とリスクを客観的に棚卸しした結果、「確率が低くても、起きたら人生が完全に終わるリスク(火事や自然災害による家の損失や、自転車での加害事故)」にだけ備えればいいと結論づけました。保険とは感情論ではなく、「確率が低い+被害が甚大」な事象に備える商品だということをその時身を持って知ったのです。

検討した結果、我が家に必要な保険は「火災保険(個人賠償責任特約付き)」のみであり、医療保険や生命保険、貯蓄型保険は一切不要だという、極めてシンプルな真理にたどり着きました。

4. 【結論】なぜ子持ち共働きに「生命保険」すら不要な3つの理由

現在、私たち夫婦には子どもがいます。 一般的には「子どもが生まれたら、せめて掛け捨ての生命保険(死亡保険)には入るべきだ」と言われますし、実際に検討もしました。しかし、徹底的に計算とシミュレーションを行った結果、我が家は現在「掛け捨ての生命保険」にすら加入していません。

その理由は、以下の3つの強固な防衛がすでに構築されているからです。

① 「共働き」という最強のリスク分散

私たち夫婦は、どちらか一人の収入に依存していません。万が一、どちらか片方に不幸があっても、「もう一人の継続的な収入」と「国からの遺族年金」を合わせれば、日々の生活が即座に破綻することはないと判断しています。「共働き(稼ぐ力が2つあること)」自体が、最強の生命保険なのです。

② 資産と貯蓄の土台が完成している

20万円の損切りから数年。無駄な固定費を極限まで削り、楽天経済圏の自動化システム新NISAによるインデックス投資を淡々と継続してきた結果、我が家には現在、万が一の事態にも十分に対応できるだけの「流動的な貯蓄(現金)と資産(投資信託)」が蓄積されており、今後も家計が破綻しない範囲でコツコツと資産を増やしていくつもりでいます。

③ 「生活防衛資金」の確保

私たちは、投資に全振りしているわけではありません。どんな不測の事態(病気での休職など)が起きても、家族が半年間は絶対に生きていける「毎月の平均支出の6ヶ月分」の現金を、生活防衛資金として銀行口座に確保しています。これがある限り、慌てて保険金に頼る必要はありません。

まとめ:不安に課金するな。現金と資産に課金せよ

保険は、私たちの不安を和らげてくれる「精神安定剤」のようなものと思われがちです。 しかし、その安心感を得るために、毎月数万円というリアルな現金を払い続けるのは、タイパやコストパフォーマンスの観点から見て決して最適解ではありません。

過去の私が20万円の損切りという痛みを伴って学んだ最大の教訓。 それは、「民間保険に頼る前に、まずは国の制度を知り、自分たちで『現金と資産』という防衛の城を築くこと」です。

毎月3万4千円の保険料を払うのをやめ、そのお金をインデックス投資(新NISA)に回していれば、10年後、20年後にどれほどの大きな資産になるか。

もしあなたが今、昔の私のように「よくわからないけれど、不安だから」と高い保険料を払い続けているなら。 一度立ち止まって、自分たちのリスクを棚卸しし、家族を守るための「お金の自動化システム」の構築に舵を切ってみてください。

[次のステップへ:浮いた保険料の究極の行き先]

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この記事を書いた人

都内で子どもを育てる、共働き夫婦です。

以前は夫婦ともに仕事と育児の両立に限界を迎え、時間がないことに毎日イライラする日々を送っていました。さらに、お金の管理もまったくできておらず、将来への不安が絶えませんでした。
そんな生活を変えるため、家事・お金・思考をすべてシステム化することを決意。日々の家事や支出管理、資産形成などを徹底的に仕組み化したことで、育児に使える時間を少しずつ生み出すことができました。

このブログでは、東京の過酷な子育て環境をやりくりしながら子どもとの時間を作り出す、私たちのリアルな「タイパ・家計管理術」をご紹介します。毎日を必死にまわしているパパさん・ママさんが、少しでも体力を温存し、何気ない日常のちょっとした瞬間をクスっと笑って暮らせる、そんなヒントとなれば嬉しいです!

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